fc2ブログ
2007.09.30

荷物のない旅 -荷物の行方編-

荷物のない旅には参加者の各自が意図を持って参加しました。
私の場合、それは「アタマでなくてカラダで決める」というもの。
これは旅行前のひろえさんとのコーチング・セッションで決めた
ものでした。

もちろんアタマだって悪いものではなくて、使いようだと思うけど、
私の場合、アタマで考えているといつの間にか「今ここ」から離れて
いらぬ心配や不安にどっぷり…ということがあるので、こんな意図を
持ってみたわけです。

自分の内側も外側も、余計なものを持たずに旅をする、という今回の
旅全体の意図からすれば、私の場合はアタマが「余計な荷物」でした。


DH000116+.jpg


旅の最中はサバイバルに必死でアタマを使う余裕は全くなく、結果的に
意図は達成されました。

バウンダリー・ウォーターズでのキャンプから、出発地点のハングリー・
ジャック・アウトフィッターズに戻って5日ぶりにシャワーを浴びた後、
静かな湖の桟橋にみんなで座って、旅のクロージングをしたときの
こと、キャンプでの体験を振り返ってみたら「アタマでなくてカラダで
決める」と考えていたこと自体、アタマで考えていたな~、となんだか
おかしくなりました

要するに、普段それだけヒマなのかも(笑)
そう考えたら、私はなんて恵まれていることでしょう。
私の世話が必要な子供も老人もいないし、長時間必死で働いて返さな
ければならない借金もない。

東京ではそれなりに深刻なつもりの悩みもあって、怒ったり落ち込ん
だりしていたけど、ハングリー・ジャックの湖畔から眺めてみれば、
それはたいしたことじゃありませんでした。

悩みがあったって暖かい部屋で眠れるし、食べ物も簡単に手に入る。
蛇口をひねれば安全なお水もお湯もすぐ使える。
夜トイレに行くのに、真っ暗な森の中をドキドキしながら歩く必要もない。
それだって、世界のたくさんの人たちの生活に比べたら、天国のような
こと。

そうは言っても、東京の現実に戻ってきたらいつもココロ穏やかという
わけにはいかないけど、「そこから見たらこれはたいしたことじゃない」
と思える場所があるということが、確実に私の何かに作用しはじめている。

バウンダリー・ウォーターズで一つ「荷物」を降ろして旅を終えたのと
同時に、ここからが新しい旅の始まりなのかもしれません。

スポンサーサイト





この記事へのトラックバックURL
http://atlantian.blog25.fc2.com/tb.php/334-c611a153
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
荷物を降ろしたえりおさんのこれからの旅の途中のどこかでお会いしたいですね。

バウンダリー・ウォーターズの写真良いですね。
行ってみたいです。その旅に・・・
Posted by プリティ at 2007.10.01 08:35 | 編集
いつも読んでくれてありがとうございます。

これから忘年会に向けて、また声の会の練習とかで会えそうですね♪

荷物のない旅、主催者のひろえさんによれば、できれば毎年開催したいとのことでしたので、来年是非ご一緒しましょう!
Posted by えりお at 2007.10.02 08:24 | 編集
プリティさま、是非、ご参加くださ~い♪

えりおさんの学び、バウンダリーの写真、とにかく、嬉しくって、うれしくって、踊り出したい気分くらい、嬉しい♪今回のは、すごかったねえ。今度は、雨乞いでなく、「暖か乞い」してから行きましょうね!
Posted by ひろえ at 2007.10.11 13:46 | 編集
本当に!今度は暖か乞いしてから
行きましょう(笑)
Posted by えりお at 2007.10.13 00:14 | 編集
管理者にだけ表示を許可する