2007.06.24
一歩一歩
3月くらいから急に忙しくなり、「何かをすること」に意識が向いて
いていましたが、最近改めて自分の内側に矢印を向けています。
昨日、10年前につき合っていた人と、疎遠になってしまった前職の
上司という二人との関係を、改めて眺めてみる機会がありました。
そうしたら、あることに気づきました。
私は、その人たちから「無責任」とか「わがまま」とか言われる
ことがとても嫌でした。
そう言われる度に、心の底では「それは私のことではなくて、あ
なたのことでしょう?」と思っていました。
でも、二人ともその時の私にとってはとても大事な人だったので
そんなことを思う自分に罪悪感を感じたりもして、自分の本音に
フタをして、無責任とかわがままと言われないように行動しよう
としました。
要するに、相手と直面することを回避していました。
相手と直面することで自分が負うリスク、例えば相手を失うかも
しれないとか、非難されるかもしれないとか、自分でも認めたく
ない自分の嫌なところをつつかれるかもしれない、なんてことが
脳裏に浮かんで、自分自身と向き合うことからも逃げていました。
それでも、気持ちはずっともやもやしていたので、気がつくと私
はよく瞬間湯沸かし器のようにキレてました。
せっかくキレたんだったらそこで思いきり言いたいことを言えば
よかったんだけど、怒る自分を容認できなかったので、キレた次
の瞬間には謝ったり、だまりこんだりしていました。
大事な人だから失いたくなくて、失いたくないあまりに相手と本音
で向かい合うことがこわくて…、結果的に二人とも失うことになり
ました。
もし、今の私だったら相手に何て言いたい?って聞かれたら、まず
「私のどこがどんな風にわがままなのか、無責任なのか教えて。」
って尋ねるかな。
それから「私もあなたも完璧じゃないかもしれないけど、私はあな
たと一緒にやっていきたいと思っている。だから二人で考えよう
よ。」とも言うかもしれません。
その当時の私は今よりもずいぶん自分に自信がなくて、自分で
自分を信じていなくて、そう言い出せなかった。
大事な人であればあるほど、一歩踏み込めなかった…。
これは、私にとってかなり大きな気づきでした。
自分が今まで生きてきたなかで繰り返してきたパターン、今も
陥りそうになっているパターンの一つがはっきり見えました。
気づいたからといって、すぐにリスクを取れる自分になれるかと
いうとやはりこわいけど、少なくとも、自分にはそういうところが
があると自覚できたことは大きいように思います。
それと同時に、彼ら二人に対して持っていたわだかまりの気持ちが、
すーっと軽くなりました。
そうか、大事な人だったからこそ、ずっとこだわってたんだ。
私は彼らのことを愛してたんだって気づいたら、その時の相手も
自分も許していいんじゃないかと思えました。
いつも思うことだけど、人生、一気に解決するってなかなかない
ですね。
一歩一歩です。

いていましたが、最近改めて自分の内側に矢印を向けています。
昨日、10年前につき合っていた人と、疎遠になってしまった前職の
上司という二人との関係を、改めて眺めてみる機会がありました。
そうしたら、あることに気づきました。
私は、その人たちから「無責任」とか「わがまま」とか言われる
ことがとても嫌でした。
そう言われる度に、心の底では「それは私のことではなくて、あ
なたのことでしょう?」と思っていました。
でも、二人ともその時の私にとってはとても大事な人だったので
そんなことを思う自分に罪悪感を感じたりもして、自分の本音に
フタをして、無責任とかわがままと言われないように行動しよう
としました。
要するに、相手と直面することを回避していました。
相手と直面することで自分が負うリスク、例えば相手を失うかも
しれないとか、非難されるかもしれないとか、自分でも認めたく
ない自分の嫌なところをつつかれるかもしれない、なんてことが
脳裏に浮かんで、自分自身と向き合うことからも逃げていました。
それでも、気持ちはずっともやもやしていたので、気がつくと私
はよく瞬間湯沸かし器のようにキレてました。
せっかくキレたんだったらそこで思いきり言いたいことを言えば
よかったんだけど、怒る自分を容認できなかったので、キレた次
の瞬間には謝ったり、だまりこんだりしていました。
大事な人だから失いたくなくて、失いたくないあまりに相手と本音
で向かい合うことがこわくて…、結果的に二人とも失うことになり
ました。
もし、今の私だったら相手に何て言いたい?って聞かれたら、まず
「私のどこがどんな風にわがままなのか、無責任なのか教えて。」
って尋ねるかな。
それから「私もあなたも完璧じゃないかもしれないけど、私はあな
たと一緒にやっていきたいと思っている。だから二人で考えよう
よ。」とも言うかもしれません。
その当時の私は今よりもずいぶん自分に自信がなくて、自分で
自分を信じていなくて、そう言い出せなかった。
大事な人であればあるほど、一歩踏み込めなかった…。
これは、私にとってかなり大きな気づきでした。
自分が今まで生きてきたなかで繰り返してきたパターン、今も
陥りそうになっているパターンの一つがはっきり見えました。
気づいたからといって、すぐにリスクを取れる自分になれるかと
いうとやはりこわいけど、少なくとも、自分にはそういうところが
があると自覚できたことは大きいように思います。
それと同時に、彼ら二人に対して持っていたわだかまりの気持ちが、
すーっと軽くなりました。
そうか、大事な人だったからこそ、ずっとこだわってたんだ。
私は彼らのことを愛してたんだって気づいたら、その時の相手も
自分も許していいんじゃないかと思えました。
いつも思うことだけど、人生、一気に解決するってなかなかない
ですね。
一歩一歩です。

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えりお様
大切な人、想っている人だから、本音でぶつかり合うって
怖いことですよね。壊れそうっていう不安があるから、
掘り下げられない・・・。不安も恐れも自分で作り上げて
いるのに・・・。お互い掘り下げて、向き合える相手
だと、とっても素敵な関係。これからの人生に役立つと思うな~。
私も同感、共感です。相手に反応・効果がない場合は、
相手の問題だと思います。これからの人生より深く楽しく
なりそうですね
大切な人、想っている人だから、本音でぶつかり合うって
怖いことですよね。壊れそうっていう不安があるから、
掘り下げられない・・・。不安も恐れも自分で作り上げて
いるのに・・・。お互い掘り下げて、向き合える相手
だと、とっても素敵な関係。これからの人生に役立つと思うな~。
私も同感、共感です。相手に反応・効果がない場合は、
相手の問題だと思います。これからの人生より深く楽しく
なりそうですね

Posted by happylemone at 2007.06.25 09:15 | 編集
「然す」と書いて「ゆるす」と読む
ということを昨日の講座で学びました。
「自分で然す」=「自然」って
今のえりおちゃんにピッタリな
感じがしたよ。
そうやって一歩一歩自分の足で
踏みしめて進んでる姿、素敵です。
僕も進んでいこう!っと。
ということを昨日の講座で学びました。
「自分で然す」=「自然」って
今のえりおちゃんにピッタリな
感じがしたよ。
そうやって一歩一歩自分の足で
踏みしめて進んでる姿、素敵です。
僕も進んでいこう!っと。
Posted by ふゆふゆ at 2007.06.25 11:21 | 編集
第一歩を踏み出すには、思いのほか大きなエネルギーが必要だ。
だから小さい方がいいこともある。
次の一歩は楽になり、
その次はもっと大きなステップになってたりする。
そんな人生のステップを信じているよ。
『えりおの一歩に乾杯~♪』
だから小さい方がいいこともある。
次の一歩は楽になり、
その次はもっと大きなステップになってたりする。
そんな人生のステップを信じているよ。
『えりおの一歩に乾杯~♪』
> お互い掘り下げて、向き合える相手 だと、とっても素敵な関係。
> これからの人生に役立つと思うな~。
本当にそうですよね~。
そういう人とは長期的におつきあいしていけるでしょうね。
そのためにも、まず、自分からですね。
> これからの人生に役立つと思うな~。
本当にそうですよね~。
そういう人とは長期的におつきあいしていけるでしょうね。
そのためにも、まず、自分からですね。
Posted by えりお at 2007.06.26 23:22 | 編集
きゃ~、ふゆふゆに素敵なんて言われると、照れちゃう
自然=自分で然す、っていう使い方、初めて知りました。
肩からふっと力が抜ける感じでとってもよいね。
教えてくれてありがとう。

自然=自分で然す、っていう使い方、初めて知りました。
肩からふっと力が抜ける感じでとってもよいね。
教えてくれてありがとう。
Posted by えりお at 2007.06.26 23:26 | 編集
ほっし~の応援、しっかり受け止めました
ありがとう!
そうだね、千里の道も一歩から、だね。

ありがとう!
そうだね、千里の道も一歩から、だね。
Posted by えりお at 2007.06.26 23:28 | 編集
あぁ。。。
今のえりおさんは、もう昔のえりおさんではないのね。
そのえりおさんなら、大丈夫なのね♪
今のえりおさんは、もう昔のえりおさんではないのね。
そのえりおさんなら、大丈夫なのね♪
Posted by まのっち。 at 2007.07.01 17:09 | 編集
自分の来た道を振り返ってみると、一直線に進んでいると
いうより、螺旋階段を上っているみたいで、「あ~、また
同じところにいる…。」と思うこともしばしば。
それでも少しずつ、上っているんだと思う
ありがとう。
いうより、螺旋階段を上っているみたいで、「あ~、また
同じところにいる…。」と思うこともしばしば。
それでも少しずつ、上っているんだと思う

ありがとう。
Posted by えりお at 2007.07.01 23:05 | 編集
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