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2007.04.29

今朝見た夢

明け方、お布団の中でうつらうつらしていた。
昨晩食べすぎてカラダが重い。
そんなとき、久しぶりにものすごく鮮明な夢を見た。

夢の中で、私は目覚めるところだった。
目をあけて窓の方を眺めると、外には雑然とした街並みが広がっていた。
灰色の箱のような大きな建物と、たくさんの小さな民家が見えた。

目を少し右のほうに転ずると、街並みの向こうにちらっと山が見えた。
白い雪をいただいた、怖いほど美しい青色をした山脈だった。

もっとよく見ようと体を起こすと、山がどんどんはっきり見えてきた。
美しいけれど、めったに人を寄せ付けないような峻険な山々。
山脈の手前には、淡いエメラルドブルーの浅い湖が見えた。
強い光が、その景色全体を照らしていた。

いつの間にか、私はその山脈を目指して飛んでいた。
風が耳元で轟音になる。
眼下の丸い湖の周囲に、白い砂浜が見えた。

飛んでいるうちに、もっと色々なものが見えてきた。
山と山の間に、尖塔が見えた。
背の高いポプラの木のシルエットが見えた。

山脈を越えると、その向こうに大きな街が広がっていた。
最初の一瞥では現代のもののように見えた建物が、眺めているうちに
中世ヨーロッパの街のような、はちみつ色の石造りの建物に変わっていく。
やがて左手に、巨大な赤い鉄柱が円形に並んでいる場所が見えてきた。
「ここは大聖堂になるんだ」と、すぐわかった。

高く高く飛んでいるのが、急に少し怖くなった。
失速して墜落しやしないかと不安になってきた。
安全に降りられる場所を探した。

気がつくと私は、現代の町のどこかで、路上で四つんばいになっていた。
目の前にはシャッターを下ろしたスーパーがあって、コンクリートの地面は
雨で濡れ、黄色いチラシが散らばってていた。
どこからかなんとも美しい歌声が聞こえてきた。
女性の声で、英語の歌だった。
聖歌のような単純で明るいメロディーだった。

You give me...grace...good-byeと、歌詞が聞こえてきた。
ものすごく悲しくなって息が苦しくなった。

…ここで本当に目が覚めた。

目が覚めたら、なんだかふっと「大丈夫だ。」という気がしてきた。

日常見ている美しいとは言えない景色の向こう、いや、その中に、
あの荘厳な美の世界が必ずあるって知っていれば、大丈夫なんだ。

今でも夢の中で聞いたメロディーが耳に残っている。
今日はあの歌を歌いながら一日を過ごそう。


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Posted at 08:28 | 言の葉 | COM(4) | TB(0) |