2007.02.27
マンダラと富士(その1)
少し前に忍野にある慧光寺で行われた、マンダラを描くワークショップに
参加してきました。
今回参加者は途中参加の友人も含めて4人。
色々な意味でとても豊かな体験をしました。
1日目には、3匹の犬と森を散歩したり、2匹の猫と遊んだりして、まずは
東京のせわしい時間と空気から、山のゆったりした時間へと気持ちの切
りかえ。
夜には大きな薪ストーブの前で、自分を取り巻く人々の名前を紙に書き
表す作業。
紙の中心に自分を書いて、誰がどのくらい自分の近くにいるのか、遠くに
いるのか、よく会っている人、最近ご無沙汰している人、様々に関わり
あっている人たちを思い出しては書きこんでいきます。
書いているうちに、自然と大きな木のイメージがわいてきました。
自分が中心にいて、その周囲には家族、親しい友人たちが枝や葉を広げ
ていて、自分の下には大きな幹。
2日目には夜明け前に起きて、自衛隊の演習場の中の梨が原に日の出を
見に行きました。
正面に富士を見て、左には朝焼けに染まる空。
そしてさらにその左にはまだ眠りに沈んでいる山中湖。

とても寒い中、我慢してしばらく待っているうちに日が昇ってきました。
それにつれて、富士の頂も紅色に染まって。

あたりまえのことだけど、毎日太陽は昇ってくるんです。
晴れの日も、嵐の日も、たとえ私たちからは見えなくても。
太古の昔から一日も欠かさずこの壮大なドラマが繰り返されているとい
うことに、ただ驚嘆するのみ。
さらに富士の西側まで車を走らせて、頂上から昇ってくる太陽、「ダイヤ
モンド富士」を見ました。
光もすごいけど、逆光の中、巨大で黒々とした富士の存在感が圧倒的。
富士の周囲に、まるで山のオーラが見えているよう。
みんな言葉もなく、ただただ朝日と富士のエネルギーを全身で受け取りました。

日がすっかり昇ってから、三湖台という高台から富士と樹海の広大な風
景を見ました。
眼下に広がる樹海のはるか彼方には、南アルプスまでが見渡せる絶景。
今樹海になっているのは、富士が噴火したときに溶岩が流れた場所。
溶岩が流れなかった場所とは明らかに植生が違うのがよくわかります。

東京からそれほど遠くない場所なのに、これほどに大きく天地を感じら
れる場所がまだ残っていることに、うれしい驚き。
自然の持つエネルギーの前に、日々の暮らしの中でいつのまにか背負い
込んでしまっているほこりとか、疲れとかいったものが、すっかり吹き
飛んでしまうような体験でした。
(続く)
参加してきました。
今回参加者は途中参加の友人も含めて4人。
色々な意味でとても豊かな体験をしました。
1日目には、3匹の犬と森を散歩したり、2匹の猫と遊んだりして、まずは
東京のせわしい時間と空気から、山のゆったりした時間へと気持ちの切
りかえ。
夜には大きな薪ストーブの前で、自分を取り巻く人々の名前を紙に書き
表す作業。
紙の中心に自分を書いて、誰がどのくらい自分の近くにいるのか、遠くに
いるのか、よく会っている人、最近ご無沙汰している人、様々に関わり
あっている人たちを思い出しては書きこんでいきます。
書いているうちに、自然と大きな木のイメージがわいてきました。
自分が中心にいて、その周囲には家族、親しい友人たちが枝や葉を広げ
ていて、自分の下には大きな幹。
2日目には夜明け前に起きて、自衛隊の演習場の中の梨が原に日の出を
見に行きました。
正面に富士を見て、左には朝焼けに染まる空。
そしてさらにその左にはまだ眠りに沈んでいる山中湖。

とても寒い中、我慢してしばらく待っているうちに日が昇ってきました。
それにつれて、富士の頂も紅色に染まって。

あたりまえのことだけど、毎日太陽は昇ってくるんです。
晴れの日も、嵐の日も、たとえ私たちからは見えなくても。
太古の昔から一日も欠かさずこの壮大なドラマが繰り返されているとい
うことに、ただ驚嘆するのみ。
さらに富士の西側まで車を走らせて、頂上から昇ってくる太陽、「ダイヤ
モンド富士」を見ました。
光もすごいけど、逆光の中、巨大で黒々とした富士の存在感が圧倒的。
富士の周囲に、まるで山のオーラが見えているよう。
みんな言葉もなく、ただただ朝日と富士のエネルギーを全身で受け取りました。

日がすっかり昇ってから、三湖台という高台から富士と樹海の広大な風
景を見ました。
眼下に広がる樹海のはるか彼方には、南アルプスまでが見渡せる絶景。
今樹海になっているのは、富士が噴火したときに溶岩が流れた場所。
溶岩が流れなかった場所とは明らかに植生が違うのがよくわかります。

東京からそれほど遠くない場所なのに、これほどに大きく天地を感じら
れる場所がまだ残っていることに、うれしい驚き。
自然の持つエネルギーの前に、日々の暮らしの中でいつのまにか背負い
込んでしまっているほこりとか、疲れとかいったものが、すっかり吹き
飛んでしまうような体験でした。
(続く)
スポンサーサイト
| HOME |