fc2ブログ
2006.02.28

マンダリン・オリエンタルにて

日本橋のマンダリン・オリエンタルに行ってきました。
37階のティールームは今回で3回目。

本当は小伝馬町で友人と会うはずだったのが、行くつもりのカフェが休業日だと
わかって、彼女と二人トコトコと日本橋まで歩いていきました。
はい、わたしつめが甘いんですわ。

でも結果的にはこれが大正解だったのでした。
高いところが好きな私はいつものごとく大興奮。
友人も気に入ってくれたようでなによりでした。

前回ここで人と会ったときのことを思い出しました。
そのときは、約束の時間を夕日の沈むタイミングに合わせて5時にしていました。
1階のエントランスで待ち合わせて38階のロビーに降り立つと、2フロア吹き抜けの
空間の、壁一面の窓に大きく富士山が見えました。
ちょうど富士山の後ろに日が沈んだ直後で、稜線が黄金色に縁取られ、淡い色に
染まった虚空に向かって光線の矢が伸びていました。

…言葉もありませんでした。
同行した方と二人、ただただ沈黙して荘厳な落日のセレモニーを堪能しました。
刻一刻と鮮やかな橙色から薄墨色に変わっていく空から目が離せませんでした。
どの瞬間も、胸が熱くなるような景色でした。

あの景色を見て、東京に住んでいることも悪くないなと久しぶりに思いました。

今回は曇り空で夕日は見られなかったけど、夕刻のひととき、次第に街の輪郭が
暗闇に沈み、かわりに光だけが浮かび上がってくるのをずっと見ていました。

なぜかこの場所に来ると、人のなかにいても瞑想しているような気分になります。
時のたつのを忘れてしまいます。
友人とたくさん話して、楽しいながらも心静かな時間でした。

060227_175650_M.jpg


スポンサーサイト




Posted at 10:31 | お出かけ | COM(6) | TB(0) |
2006.02.26

あなたが大事

今日は朝からずっとコーチングのセッションの予定を入れていました。

何人かの方とのセッションが終わったあと、「大事な人に、あなたが大事って
伝えることが大事なんだ。」という言葉が心の中に浮かんできました。

相手のことが大切であればあるほど、自分の気持ちを伝えるのが難しいときが
あるような気がします。

すごく大事で失いたくない人であればあるほど、なにかを伝えるとき、
特にそれが相手にとってポジティブなことでないように思えるときは、相手の
反応が気になってしまいます。

もしネガティブなことを伝えたことで、相手が自分から離れていったら
傷ついてしまいそうだから、伝えるのをためらってしまう。
今の相手との関係を壊したくないから、何か感じていてもだまっている。
そんなことってありませんか?

私にはありました。

相手を失いたくないばかりに何も言えず、かえってその人を失うことになって
しまったことが、何度もありました。

でも、もしかしたら、たとえネガティブなことでも自分の正直な気持ちを相手に
そのまま伝えたほうがよいのかなと最近思うようになりました。

最近ある人から、あることをかなり率直に言われました。
それは私にとって耳の痛いことだったのですが、なぜだか聞いていて爽快感が
ありました。

その人は私が必ず受け止めると信じて、剛速球を正面から投げてくれた、
と感じました。

PHOTO031.jpg

相手を信じて、丸ごとの自分を投げ出してみる。
たとえそれがきれいな自分、よい自分でなくても「あなたには、うそはつかない。」
って思いながら。
時には相手にとって耳の痛いことでも、自分の感じていることを率直に言うことで、
あなたが大事、という気持ちを伝える。

それで去って行ってしまう相手なら、こちらがどんなにがんばっても、元々丸ごとの
私を受け入れてくれる人ではないのでしょう。

丸ごとの自分を投げ出してみるのは、少しこわい感じもありますが、もし相手が
それを受け入れてくれたら、びっくりするようなことが起きたりします。
もう一段関係が深まるきっかけになったりします。

たとえ受け入れてもらえなかったとしても、自分は相手にも自分自身にも
正直だったと思えば、後悔は残らないように思います。

今わたしの周りにいる人たちはみんな、ひとりひとりが私にとって大事な人です。
だからこれからバンバンわが身を投げ出すので、しっかり受け止めてね☆

Posted at 18:23 | 学ぶこと | COM(4) | TB(0) |
2006.02.21

Spring has come.

久々にブログを更新しようかな~と思いながら出かけました。
今日はずっと通っているアロマセラピーのサロンでマッサージです。

書きたいネタは色々あって、タイトルだけは色々浮かんでくるのです。
「ハワイ妄想暴走中」とか、「父性・母性・コーチング」とか、「ネコの三色丼」とか…。
でもどれもいまひとつ降りてきません。

そんな感じで月島を歩いていたら、花屋の店先には水仙やパンジーや春の花がいっぱい。
小さな家が連なる路地で、軒先の植木のつぼみも膨らみかけてます。

なんだ…、だんだん春めいてきてるな~と思っていたけど
もう春が来てるじゃない!

家の近所でも紅梅が咲いていました。

060221_140756_M.jpg

中学生のときの英語の授業で、初めて現在完了形を習ったときの例文って、
確かSpring has come.だったよな~、などと思い出したのでした。


Posted at 19:43 | 植物たち | COM(2) | TB(0) |
2006.02.18

三茶にて

今晩は、あやしげな風鈴とクリスタル・ボウルのコンサートに行ったあと
三軒茶屋で以前の同僚である友人二人と会いました。

060217_220137_M.jpg

友人お勧めの魚のおいしいお店に入った途端「あ、三岳がある!」。
みなさんご存知ですよね。屋久島の芋焼酎です。
初めて屋久島に行ったときに泊まった宿で三岳のお湯割りを飲んだのが
わたしの焼酎ライフの始まりでした。

今日のメニューは、肝醤油でいただくカンパチのお刺身、しめ鯖、カキフライ…
などなど。
一緒だった友人は大のグルメなので、彼女の見つけてくるお店ははずれが
ありません。
私たちの共通点は、なによりもおいしいものが好き、おいしいものを食べながらの
おしゃべりが大好きというところ。

考えてみたら、他にも長く続いている友達は、食べることとおしゃべりが大好き!
そんな友達二人と旅したイタリアでも、ポルトガルでも、観光そっちのけで
昼からバルでビールを飲み、すごい勢いでしゃべりまくり、生ハムだのチーズ
だのに舌鼓を打つ毎日だったのでした。

2時間あまりの時間だったのですが、話に花が咲いてあっというまに帰宅時間となりました。

気のおけない古くからの友達との時間もいいなあ~、と改めて思いました。
いつも飲んだくれて終了だけど(笑)、これからも大事にします。

Posted at 01:15 | 日々の中で | COM(6) | TB(0) |
2006.02.15

巨大白玉

今日はなんだか春がやってきたように暖かいので
朝から洗濯したり、布団を干したり、趣味家事モード全開です。

で、お昼ごはんにアボカド丼を作って食べたのはよいけれど
甘いものもちょっと食べたいな~と思っていたところ、
目に飛び込んできたのがずいぶん前に買った白玉粉。

そういえば缶詰のアンコもあったっけ、てなわけで、
今日のデザートは白玉に決定。

少しずつ水を入れて粉を練らなきゃいけないのに、いきなり
全部水を入れちゃったものだから、なかなかまとまらず、
結局キッチン中粉だらけ…。

でもってゆでてみたら、これがまあ、普通の2倍の大きさに
なってしまいました。

もぐもぐもぐ

060215_134012_M.jpg



Posted at 13:54 | 日々の中で | COM(0) | TB(0) |
2006.02.14

Happy Valentine's Day!

060213_144508_M.jpg


たとい、私が人の異言や、御使いの異言で話しても、愛がないなら、やかましいどらや、うるさいシンバルと同じです。
また、たとい私が預言の賜物を持っており、またあらゆる奥義とあらゆる知識とに通じ、また、山を動かすほどの完全な信仰を持っていても、愛がないなら、何の値うちもありません。
また、たとい私が持っている物の全部を貧しい人たちに分け与え、また私のからだを焼かれるために渡しても、愛がなければ、何の役にも立ちません。

愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。
礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、
不正を喜ばずに真理を喜びます。
すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。

愛は決して絶えることがありません。預言の賜物ならばすたれます。異言ならばやみます。知識ならばすたれます。
というのは、私たちの知っているところは一部分であり、預言することも一部分だからです。
完全なものが現れたら、不完全なものはすたれます。
私が子どもであったときには、子どもとして話し、子どもとして考え、子どもとして論じましたが、おとなになったときには、子どものことをやめました。

今、私たちは鏡にぼんやり映るものを見ていますが、その時には顔と顔を合わせて見ることになります。今、私は一部分しか知りませんが、その時には、私が完全に知られているのと同じように、私も完全に知ることになります。

こういうわけで、いつまでも残るのは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。

(コリント人への手紙 第1 13:1-13)


旅する猫に遊びに来てくれる人みんなにHappy Valentine's Day

Posted at 09:03 | 日々の中で | COM(2) | TB(0) |
2006.02.12

飲み屋でもコーチング

デブサミの余韻も覚めやらぬ昨日でしたが、午後はCTIの資格コースの
自主勉強会と飲み会でした。

今回集まったのは7人。
まずはカラオケ・ルームで勉強会です。
コーチ役+クライアント役+オブザーバー5名という設定で、順番に
コーチングのセッションをやりました。
カラオケルームだけあって、タンバリンやマラカスも置いてあったので
私がクライアント役のときは、コーチと二人マラカスを振りながら、
飛び跳ねるというセッションになりました。
う~ん、次回はミラーボールも使ってみたい!

自分のコーチとしてのロールプレイは時間切れになってしまったので、
次の居酒屋での飲み会でやろうということになりました。

その時点で既に「ありえなーい!」感じでしたが、結果は…、
わお!飲み屋でもコーチングできる!
ひとたびクライアントと二人の世界に入ることができれば、どのような環境でも
セッションができると気づいたのはすごい発見でした☆

オブザーバーが5名もいるというのも緊張するといえば緊張しますが、
自分にない視点からフィードバックしてもらうのは、まるで第三の目を
もらったようで、もっともっとやりたい!と思いました。

それにしても、6時間以上コーチングだけをサカナにあれだけ熱く
盛り上がれるというのは、私たちオタクといわれてもしようがないかも

みんな愛してるよ~♪

Posted at 09:43 | 学ぶこと | COM(4) | TB(0) |
2006.02.11

奇跡はそこにある

昨日、デブサミというIT業界のイベントの、「コーチングで元気になろう!」
というワークショップのお手伝いをしてきました。
私はタイムキーピングをしていたので、最初から最後まで会場全体を
見る幸運に恵まれました。

最初は参加者の表情も固くて、会場内も静かだったのですが、
ワークショップが進むにつれ、みんなの顔がどんどん柔らかくなって
輝きだす瞬間をいくつも見ました。
参加者同士でのコミュニケーションのなかで、ワークショップの
リーダーたちの働きかけのなかで、みんなの扉が次々と開かれて
自然でイキイキした彼ら本来の姿が現れてくるのを感じました。

最後にみんなでひとつのワークをする頃には、「みんながここにいる」
という感じになっていました。
初めのうちはバラバラなところにいた参加者の心が、ひとつの何かに
向かって集まっている感じでした。
気がつけば、わたしの心もその何かに向かっていました。

総毛だつ、とでも言うのでしょうか。
人が輝く瞬間に立ち会えることは、見ている自分にもすごいエネルギー
をもたらすものだと実感しました。
この笑顔を見たいから、自分はコーチングに関わっているんだという
ことも再確認して、うれしくてひとりでニヤニヤしちゃいました。

参加者のみなさんの笑顔に
リーダーのみなさんの場を創る力に
アシスタントのみなさんの場を支える力に
すべてに乾杯!

すばらしい体験をありがとう。

奇跡はいつもそこにある。
あなたの中にある。
ただそれに気づいて、扉を開ければいいだけ。

そんなメッセージをもらった1日でした。

20060211135807.jpg

イラストは矢口美穂ちゃんです☆
かわいいでしょ!


Posted at 13:07 | 学ぶこと | COM(10) | TB(0) |
2006.02.08

ありえない!

「ありえない!」
という言葉が、2月の私のお題になりました。

ありえないことをする。
ありえないわたしでいる、って感じですかね。

ま、それとは直接関係ないのですが、
おととい買い物に行ったとき、なぜか気になった巨大な柑橘類
結構お値段もよかったので手を出さなかったのですが、やっぱり欲しくなり
昨日買ってしまいました。

060207_165500_Ed_M.jpg

ふっふっふ
名前は晩白柚(バンペイユ)だそうです。
ミカンのように実を食べるだけでなく、皮をオレンジピールのようにしたり、
実と皮の間のふわふわの部分も砂糖漬けにできるみたい。

大きさを測ってみたら、直径16センチ。
高さが15センチ。
この大きさはありえないでしょう~!


Posted at 10:06 | 学ぶこと | COM(4) | TB(0) |
2006.02.03

ずっと泣きたかった

ずっと泣きたかったのに、あまり泣かなかったんですよ。
今まで、ずっと何年も。

泣きたかった自分にも気づいていませんでした。

自分が硬くて白い粘土のようなものに厚く覆われていて
それがどんどん積み重なっていって
カチコチに固まっていたような感じでした。

苦しかったりつらかったりして、つい涙をこぼしたことも
ありましたが、我慢できずにやむなく…という感じでした。

今思うと、泣くことを自分に許していなかったし
泣いたら全部なくなってしまうと思っていました。

なにがなくなってしまうと思っていたんだろう。
なにを守ろうとしていたんだろう。

最近音楽や映画にふれていて
気がつくと泣いているということが増えて
はじめは、「わたし大丈夫?」と不安になりました。

でも、苦しいから、つらいから泣いているのではないのです。
なぜかそのたびに軽くなっていくようで
泣きたくて涙を流しているのです。

今朝は、夏川りみの満天の星にやられました。

少しずつ、固まっていた粘土にヒビが入って
その中にある、柔らかく光っているものが
見えてきている感じがします。
…ちょっと恥ずかしいけどね。

PHOTO016.jpg


Posted at 09:59 | 日々の中で | COM(6) | TB(0) |
2006.02.01

おそれずに愛する

朝から友達に薦められた映画「歓びを歌にのせて」を見に行ってきました。

今日は2月1日、ということは映画の日なので人が多いかもなあ、でもこの天
気だし意外と人出が少ないかもと思いつつ映画館に駆け込むと、私の4、5人
あとでチケットは売り切れ。満員でした。

友達に、絶対泣くからと言われていたので、タオル持参です^^;
妹にはおばさんになった証拠だよと言われるのですが、最近映画や芝居を
見るとかなりの確率で泣くんです。
特に音楽系はだめで、昨年見に行ったオペラ座の怪人でもボロ泣きでした。

結果は…タオルはしっかり役に立ちました。
内容は見てのお楽しみということで割愛するけど、帰路の電車の中でも余韻
さめやらず、うるうるしてしまうことに…。
映画のシーンを色々思い出していたら、こんな言葉が浮かんできました。

おそれずに愛を与え、おそれずに愛を受け取る。
人は愛を与えることによって、はじめて本当に癒される。
生きることの歓びを分かち合う。

20060201173020.jpg

同じ映画を見ても人によって受け取るメッセージは違うのでしょうが、
今日の私にこんな言葉が浮かんできたのは、それがちょうど今の自分のテーマ
なのかもしれません。


Posted at 16:21 | 日々の中で | COM(5) | TB(4) |